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女性化乳房の手術で一番大事なこと

最終更新日2023.2.7(公開日:2020.07.20)
監修者:院長 田牧 聡志(たまき さとし)

女性化乳房の手術で一番大事なこと

女性化乳房で相談にいらっしゃる方の中には、ボディビルダーやボクサーなど筋トレで体を鍛えている方が一定数いらっしゃいます。

男なのに胸が大きいと悩んで、筋トレで体を鍛えたけどやっぱり胸が大きい
筋トレで体を鍛え始めたら自分のからだを鏡でよく見るようになり、他の人より胸が大きいと悩みはじめる方など様々です。

ボディビルダーやボクサーなど人に体を見られる事が多い方は、女性化乳房の手術後の仕上がりも気になるでしょう。もちろん、人に見られる事が少ない方でも、プールや温泉に行った時など自分のからだを見られる事があります。

ティーズクリニックは女性化乳房の手術は仕上がりにこだわります。こだわりのポイントをご紹介します。

 

血腫をつくらない

大きな乳腺切除では、合併症として内出血による血腫が多く見られます。

血腫は切除した乳腺部位に膨らみとして残りますから、せっかく乳腺を切除してふくらみをとったスッキリした胸がもったいないです。
ティーズクリニックではドレーンと言う排液用の管(2種類を状況に合わせて使い分けます)を入れて、内出血した血液を排出し、血腫を作らせないように仕上がりにこだわります。

 

脂肪吸引は胸だけでなく脇のタルミも

脂肪吸引では、乳房だけでなく脇の下に伸びるタルミにも気を配り、仕上がりにこだわります。

脂肪吸引では、乳房だけでなく脇の下に伸びるタルミにも気を配り、仕上がりにこだわります。
乳房を脂肪吸引すると、脇の下にも脂肪がついていたと気がつくと思います。胸のふくらみと一体化して脇にもたるみが生じているのです。
ティーズクリニックでは、乳房だけではなく脇の下のタルミもしっかり脂肪吸引して仕上がりにこだわります。

 

乳輪下縁切開

乳腺切除の際、切開線を乳輪下縁に設定します。約2-3cm程度の切開線を乳輪周囲に沿った形状でデザインします。

どの程度離すかは、患者さんの乳腺の大きさによって決めていきます。形成外科医にとって傷跡を奇麗に縫合(真皮縫合)は、大学病院等の専門医教育課程で5~10年は必要な非常に難しい技術ですが、更にデザインセンスも重要な要素となります。

残念ながら乳腺外科等での切除の場合、脇の下の方に10cm程度の切開を行うこともあるようですので、診療科を選ぶのも非常に重要となります。

 

乳輪部の位置

乳輪部の位置

乳房切除では乳房下垂が強い場合は、乳輪部を移動させるようにデザインにこだわります。

女性化乳房の乳房の大きさや形は人それぞれです。乳房が垂れ下がっている場合は、単純に手術してしまうと、乳輪の位置が本来あるべき位置とは違う位置になってしまいます。
仕上がりが不自然にならないように、乳輪部の位置にこだわってデザインして手術を行います。

 

女性化乳房の手術後の見た目にこだわります

男なのに胸が大きいと悩んで手術を受けたのに、手術後にも悩みができたら困りますよね。

やっと決心して手術を受けたのに、乳腺の部分に血腫ができた・胸のふくらみはなくなったけど、脇にたるみが残った・乳輪の位置が普通じゃ無いなどの悩みが残ったら残念です。

ティーズクリニックでは、仕上がりにこだわって女性化乳房の手術をしています。2019年の女性化乳房手術実績は72件です。毎週、女性化乳房の手術をしているので、男の胸に関するいろいろな悩みに接しています。お気軽にご相談ください。

なお、女性化乳房の保険診療の場合は、できる事が保険で決められておりますのでご了承ください。

女性化乳房について詳細はこちらをご覧ください

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