二重切開法詳細
- 監修
- 日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志
二重切開法詳細について
二重切開法
二重切開法は二重のラインができるように皮膚を切開、切除、縫合して二重を形成する手術です。
埋没法ではできない理想的な二重まぶたを形成することができます。
二重切開の種類
ティーズクリニックでは「眼輪筋固定法」による切開を採用しています。
切開法はドクターやクリニックによって異なります。切開の幅の範囲、皮膚と筋肉を止める方法、皮膚と皮膚を縫い自然な二重まぶたの構造と同じようにする方法など色々な方法があります。
ティーズクリニックの切開法では天然の二重まぶたと同じ構造にするため、傷跡が残らず、きれいな二重ラインになります。
理想の二重デザイン
目頭にある蒙古ひだが強い場合は、目頭切開を勧められるクリニックが多いようですが、ティーズクリニックでは目頭切開はできるだけおすすめしません。なぜなら、目と目の間が狭くなり、鼻とのバランスが変わるとキツイ印象になってしまうことがあるからです。目だけの問題ではなくお顔全体のバランスを考えて理想の二重をデザインします。
自然な二重ライン
理想のデザインの二重になっても、まぶたを閉じると整形手術の醜い傷あとがあったら台無しです。ティーズクリニックでは形成外科的縫合できれいな傷跡になります。形成外科医の特徴である中縫で切開線は半年から1年で二重ラインになじんでほとんどわからなくなります。
切開のメリットとデメリット
二重切開のメリット | 二重切開のデメリット |
---|---|
半永久的に二重になる(※注) | きれいな二重に整形するためメスで切開します |
平行型・末広型と2種類の二重に整形できる | 手術後1~2週間は腫れます |
厚ぼったい一重もふたえにできる | 埋没と比べて値段が高い |
埋没で元に戻った方もきれいな二重になる |
※ その方の解剖学的状況により、持続期間が変わってしまう可能性もあります。
- 二重整形で失敗したくない方
- 切開線の目立ちにくい自然な二重、はっきりした二重にしたい方
- できるだけ目頭切開をしないで二重整形をしたい方
- 目尻切開をしないで大きな目の印象を作りたい方
- 何回か埋没を行っているが二重が取れてしまった方
- 出血の少ない手術を希望される方
- 他院で二重切開を行ったが、傷が気になる方
施術の流れ
ご予約
電話もしくはウェブで
診察の予約をしてください。
0120-853-878
術前診察
術前に際しては、瞼の状態を詳細に把握していきます。写真を例にして実際の状況を追っていきましょう。
上まぶた(眼瞼)の性状では厚めであるか、脂肪除去を必要とするか、眉毛の上がり具合で二重の幅に影響があるか、左右差のある眼瞼下垂が内在していないか、等を確認していきます。以上のような診察を写真撮影を混ぜながら行った後、希望重瞼線から予想される形状を二重専用器具を用いてたデザインに移ります。
デザイン
デザインですが、希望する重瞼線を中心に、経験的に数ミリ幅を切除するように設定します。このデザインでは、重瞼修正術の手術の直前にも同様に行われます。
希望の二重が末広型なのか平行型なのかを、確認した上で重瞼線を決める際には慎重に行っていきます。
本症例に関しては、希望通りの末広型になるようにデザインを詳細に行いました。
内外側(内眼角および外眼角)まで確実にデザインを行っていきます。
手術(手術時間:120分程度)
忠実にデザインしたラインを切開し、挙筋腱膜の先端を確実に同定、確保します。当院の方法では、挙筋腱膜端を皮膚に固定するのではなく、その直下の眼輪筋に縫合することで、実際の生まれながらの二重瞼の解剖に、近づけるように行っております。自然な重瞼線は妙にくっきりではなく、優しい感じですから。
ポイント!
本来の二重瞼(自然な二重瞼)は、深い溝ではありませんね。
当院の方法では、自然な二重瞼を再現できる数少ない方法の一つです!
反転した挙筋腱膜の先端を上眼瞼(まぶた)皮膚に直接縫着するのではなく、その直下の眼輪筋に確実に縫合します。そのため「挙筋腱膜眼輪筋固定法」とも言えるのです。
術後処置
術後経過
術後経過を写真を中心に解説します。
術後1週間です。
腫れはかなりある様子ですが、この腫れも術後2週間で70%は無くなり、術後2・3カ月で0%(元)に戻ります。
術後1週間の閉瞼時です。
既に、縫合線も自然な印象を受けますね。
術後2週間です。
この写真だけ見れば、術後かと思ってしまうほど腫れも引いてきています。
術後1カ月です。
さらに腫れが引き、二重幅が設定に近くなってきています。
術後3カ月です。
術後6カ月です。
きれいな末広型になりましたね!
術後6カ月の閉瞼時です。
非常にきれいな切開線ですね。
申すまでもなく、この手技では、切開線を自然な二重線と思われるように工夫を凝らしているということです。