マイクロ脂肪注入とは
脂肪注入は、患者様ご自身から採取した脂肪を良質な脂肪だけに分離してお顔のくぼみ、脂肪が少ない部分に注入する治療方法です。
ティーズクリニックでは、脂肪注入の施術方法のひとつとして当院独自のマイクロ脂肪注入を行っています。
良質な脂肪細胞のみを注入するため、生着率を高くすることができ、注入回数(手術回数)を減らすことが可能となっています。
上まぶたのくぼみ、こけた頬、ほうれい線、マリオネットライン、シワ、青クマにお悩みの方は、ご相談ください。
こんな方におすすめ
- 長い持続効果を期待される方
- 幹細胞によるアンチエイジング効果を期待される方
- 形成外科専門医による施術をしてほしい方
- 自分の細胞という安心感が欲しい方
マイクロ脂肪注入とは
マイクロ脂肪注入とは患者様から採取したご自身の脂肪を、専用の遠心分離機器で不要な成分と有効な脂肪に分け、独自のフィルタリング技術で大きな脂肪細胞からなめらかに注入しやすいようにマイクロ化します。
大きな脂肪細胞は、顔などの繊細な部位への注入は向いていませんでしたが、マイクロ化することにより細かく均一に脂肪注入できます。
マイクロ脂肪注入の技術
脂肪細胞を細断する専用機器を用いて、細胞細胞を細かく粉砕します。
大きな細胞を粉砕することで、脂肪は微細で滑らかなジェル状へと変化します。そのため、細い注射針を用いて少量ずつ注入することが可能となり、生着率を格段に向上することが可能となります。
アフターケア
術後
ダウンタイム:
大きな腫れは1~2週間程度、小さな腫れは2~3か月、内出血は2~3週間程度で軽快していきます。
メイク(顔面の手術の場合):
施術後2日目から可能(注入部位にテープを貼りますので、その上からメイクをしていただきます)です。
シャワー・洗顔:
術翌日の受診で確認の後、翌日から可能(脂肪吸引部位(採取部位)を濡らさないようにしてください)です。
入浴
1週間後の受診で確認の後、施術後8日後(脂肪吸引部位の抜糸後)から可能です。
注入部位
術後、注入部位は極力冷やすようにして生着率を向上させます。注入部位へは安静が非常に重要ですですので、大切に扱いましょう。注入した脂肪がしっかりと生着するようにするために注意が必要です。術後経過
術後翌日に脂肪吸引部位(採取部位)の出血などを主に確認します。
1週間後に術後確認を行います。
1ヶ月後にも受診して頂きます。
3ヶ月後には、最終的な脂肪の生着を評価します。
術後半年まで様子を見て、診察終了となります。
注意事項
- リスク
- 腫れ・内出血・左右差・表面の凸凹・のう胞(oil-cyst)形成(脂肪壊死)
- ダウンタイム
- 大きな腫れは1~2週間程度、小さな腫れは2~3か月
- 傷あと
- 脂肪吸引部位(採取部位)には多少傷あとが残ります
料金表
顔(2部位) | ¥495,000 |
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よくある質問
- Q.注入する脂肪はどこから採取するのでしょうか。
- A.脂肪の採取は太もも、お腹などから採取します。
脂肪吸引部位(採取部位):大腿部(太もも)、腹部(お腹)
- Q.どこにでも注入可能なのでしょうか。
- A.注入個所は、部位により生着率が異なります。どの部位でも可能ですが、細胞が生き残る(生着)の割合が極端に悪い個所もあります。
- Q.生着率とはどういうことでしょうか。
- A.生着率は、注入した脂肪が、死なないで生き残ることの割合を意味します。
一般に、頬や目の下は生着率が高いと言われています。
- Q.顔の他には、適応はありますか。
- A.顔への脂肪注入の他には、手背(手の甲)への注入が、このマイクロ脂肪注入には適していると言われます。細くやせ細って筋が浮き出た手の甲への注入は、良い適応と思われます。
- Q.術後の痛みは強いでしょうか。
- A.脂肪注入部位の痛みは強くないことが多いです。細胞の生着率(細胞が生き残る割合)を加味すると、少し多めに入れる場合は、腫れた感じがあり痛みを感じる場合があります。
脂肪吸引部位(採取部位)では、若干痛いこともありますが、長時間(72時間)効く、エクスパレル(オプション)という麻酔も使用することが可能です。
ドクターコメント
顔面は血行が非常に良好な部位であるため、生着という面からは脂肪注入は良い適応といえます。
脂肪をマイクロ化しているため、より繊細に脂肪を注入できるようになりました。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志