《監修》
日本専門医機構認定 形成外科専門医
ティーズクリニック院長 田牧 聡志
公開日:2018年11月17日
最終更新日:2021年12月04日

下まぶたの治療について

老けた印象の目元治療

老け顔の象徴ともいえる下眼瞼(下まぶた)のBaggy-Eyelid(膨らみ)は、年齢と 共に現れる加齢現象です。
①下眼瞼弛み除去術(ハムラ法)と②下眼瞼除脂術(脱 脂術)で解消することができます。

一般にクマと指摘されるもの中でも「黑クマ」は、この膨らみ(Baggy-Eyelid)の 下に影が作らることで作られるようで、「影クマ」とも言われます。

これは、しば しば疲れている様な印象を与えてしまいます。皮膚も伸展しているので、突出して来た脂肪量が多い場合には、下眼瞼除脂術眼(通称:脱脂術)だけによる脂肪の切 除だけでは改善できない場合があります。

そして、更に、頬の脂肪(Malar fat pad)も重力の影響から下がっていくことが、下まぶた(下眼瞼)の印象を老けた印象へと加速させてしまうようです。ですので、突出している眼窩脂肪と伸展している皮膚の両方を解消するのが、下眼瞼の弛み除去術(ハムラ法)①であり、突出 している眼窩脂肪のみを解消するのが、下眼瞼除脂術(脱脂術)②なのです。

※Baggy-Eyelidができるまで 加齢に伴って重力の影響が出てきます。重力で眼球が徐々に下がることで、下眼瞼 (下まぶた)にある眼窩脂肪(がんかしぼう)押し下げます。

それは連鎖的に眼窩 隔膜(がんかかくまく)を圧迫するのです。眼球を下から支えているLockwood靭帯 (ロックウッド靭帯)が弱ると、眼球をしっかり支えられなくなります。

結果、圧 迫されてしまう眼窩脂肪(がんかしぼう)は前に突出して行きます。

こうした眼窩 脂肪の突出が、下眼瞼の膨らみを作り出してBaggy-Eyelidを作り出すのです。このようにして眼窩脂肪の突出が下眼瞼の膨らみ(Baggy-Eyelid)を作り出すのです。

①対処的に治療する対処療法

軽症への治療法〜手術までは考えないで良い場合は、対処療法となります。ヒアルロン酸や PRPF(多血小板血漿治療)を用いた、充填療法で治療することが可能です。⻑所としては注 入術ですから簡易に行うことが可能ですが、短所としては「容易に元に戻ってしまう」ことです。

②根本的に治療する根本療法

手術と言うことですね。手術であれば、下眼瞼弛み除去術(ハムラ法)や下眼瞼除脂術(脱 脂術)で解消することができます。半永久的な術後経過ですが、内出血や腫脹などのダウンタイムは避けて通れません。

下まぶたの色

黑クマは、陰で黑くなるので色と言うのはちょっと違います。
⻘クマは、皮膚が薄くなったため眼輪筋が透けて見えることにより生じると言われています。

眼輪筋は血流が豊富ですから、それが透けて⻘っぽく見えるようです。
茶クマは、色素沈着(炎症後色素沈着)によるものと言われています。アレルギー等からの何らかの理由で刺激があり炎症を起こした後に起こると言われています。

涙袋形成

涙袋は、睫毛周囲の眼輪筋が表情に応じて収縮する際に、盛り上がり目立ってくる人の表情を表す顔の機能の一つと言えます。
しかしながら個人差もあり、涙袋が多い方は目が大きく見えるため、治療を希望される方は多いプチ整形です。

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涙袋形成の詳細へ

こんな方におすすめ

  • 下まぶたのたるみが気になっている方
  • 下まぶたにたるみに伴ったしわがある方
  • 下まぶたがちりめん皺で老けた印象がある方
  • 下まぶたに影が出てしまって気になる方
  • 下まぶたが⻘っぽい印象でやつれた顔の印象のある方
  • 下まぶたが弛んでしまい、下に影ができてしまう方
  • 子供の頃から下まぶたにくぼみがある方(皮膚が薄く脂肪の突出が生まれながらにある方)
  • 頬骨が低く、目が出ている印象の方

下まぶたの治療に関する当院の強みと特徴

ポイント1 顔面が専門である形成外科専門医顔面が専門である形成外科専門医
日本形成外科学会専門医であり、日本顎顔面外科学会正会員の院⻑は、古巣の東北大学形成外科の講習会などで専門医向けの講師も担当する顔のスペシャリストですので、顔面の解 剖を熟知しています。
田牧院⻑は「形成外科診療ガイドライン5 頭蓋顎顔面疾患(主に後天性)」も担当しています。※下記参照
※「形成外科診療ガイドライン5 頭蓋顎顔面疾患(主に後天性)」(金原出版) 日本形成外科学会 / 日本創傷外科学会 / 日本頭蓋顎顔面外科学会 ISBN:978-4-307-25718-3 B5判・200頁
ポイント2 術後の24時間TEL可能術後の24時間TEL可能
当院では全身麻酔や静脈麻酔の術後の24時間は専用の電話を開設しておりますので、ご安心頂けます。
ポイント3 提携ホテルへのご宿泊提携ホテルへのご宿泊
術後に提携ホテル(ロッテシティホテル)への割引価格に宿泊できます。全身麻酔の場合には看護師の付き添いも可能(料金は掛かりません)です。
ポイント4 地域密着地域密着
診療および治療、施術は回数が必要なことが多いですから、院⻑を含めクリニックスタッフとの信頼関係は非常に重要です。
当院では地元ならではの親密な診療を心がけ、アットホームで通いやすいクリニックを心掛けております。

よくある質問

Q.モニター制度はありますか?
A.現在モニターを募集していおります。診察にて採用がきましますので、まずは受診をお願いいたします。
Q.脱脂術ですが方法は何通りかは行っていますか?
A.脂肪の膜を切る場所で違っています。切開した結膜のすぐ近くを前方アプローチ法と、切開した結膜から脂肪の膜(眼科隔膜)を剥離して全体を見渡して状況を確認しながら行う後方アプローチ法があります。
当院では、よりきれいな状態を直視して確認ができる後方アプローチ法を行っています。
Q.ハムラ法と脱脂術と適応はありますか?
A.脱脂術は比較的皮膚の張りが残っていて、しわの少ない方には効果的です。しわのある方はハ ムラ法で余った皮膚を切除することがお勧めです。
Q.目の下のふくらみをなくしたいのですが、傷跡ができてしまうような治療は怖いです。
A.目の下のふくらみの程度にもよりますが、ふくらみが軽度ならヒアルロン差で段差を埋める治療法もあります。
その他根本的な治療としてふくらみを除去する方法では、下眼瞼除脂術(経結 膜脱脂術)があります。下眼瞼除脂術とは、下瞼を裏返した部分(結膜)を切開し、そこから余分な眼窩脂肪を摘出する方法です。
結膜という粘膜部分は傷が治りやすく、また傷が表側に及びませんので比較的受けやすい治療です。
Q.退職後、下眼瞼のたるみを取ってもらう予定でいるのですが、手術後顔が変わったり、引きつれたりしないのでしょうか。
A.下まぶたのたるみ取り術は、皮膚のたるみの程度や眼窩脂肪の影響の有無などによって術式 が異なります。どの施術も外科的治療であり、術後はたるみ・皮膚の余りがないすっきりとした目元になりますから、印象は変化します。
ひきつれや外反と呼ばれる「あっかんべー」をしたような目元になるリスクもまれにありますが、その様な二次的障害が生じないよう慎重に治療していきます。
症状によってはその他の治療をお勧めすることもありますので、まずはカウンセリングにお越しになられてはいかがでしょうか。
Q.表側から切る手術にかなり抵抗があります。結膜側からの下眼瞼脱脂術を考えていますが、しわが目立つ目元の場合には難しいのでしょうか。
A.下まぶたの結膜側からアプローチする経結膜脱脂術(下眼瞼脱脂術)は、目の下のふくらみ (眼窩脂肪が突出している部分)を取り除く手術ですので、皮膚のたるみやしわは取り除くことができません。
ですからもししわが目立つような場合には、その部分を治療することがはできませんし、目の下のふくらみがなくなった分一時的ですが、しわがより気になるかもしれません。
そのような場合には下眼瞼弛み除去術など他の手術が適応となります。
診察にお越しいただけましたら手術可能かどうか診断できますので、宜しければぜひご来院ください。
Q.目の下に凹凸がありとても悩んでいます。ふくらみやくぼみを治療するにはハムラ法だということですが、ハムラ法は三白眼になるのでしょうか。もしなった場合、一生治らないでしょうか。目元に憧れて手術をしますので、そのようになってしまうことがあるようでしたら、躊躇してしまいます。
A.下眼瞼(下まぶた)の膨らみは、疲れている様な印象や年齢を感じさせるような印象を与えてしまいます。
下眼瞼弛み除去術であるハムラ法は、いわゆる眼窩脂肪を除去する治療ではありません。ふくらみの下にできた影や段差、加齢とともにボリュームが減ってきた頬をも同時に治療できる手術です。
下睫毛(まつ毛)の生え際から1〜2mmをに切開し、皮膚と眼輪筋を剥がします。眼窩脂肪を覆っている眼窩隔膜をめくる様に剥がし、そして突出していた眼窩脂肪をくぼみを形成していた部分に移動させ固定します。
このようにして眼窩脂肪による突出を具合を緩和させます。
また皮膚のたるみ(あまり)がある場合には、余分な皮膚を一部切除したのち皮膚を引き上げるように固定し、縫合します。この際切除しすぎてしまうと外反と呼ばれる「あっかんベー」とした ような下まぶたとなり、黑目の下に白目が出てしまういわゆる三白眼になってしまいます。
しかし、これは術者が術中術後に、しっかりと確認作業を行うことで防げる問題です。
万が一このような状 態になった場合でも自然な経過で戻ってくることが大半ですし、最悪な場合には修復術などもあります。
Q.医療ローンについて教えてください。
A.当院の医療ローンは、アプラスと提携させて頂いております。最大支払い回数は月の最低お支 払金額が3000円以上で、回数はご契約いただく金額によります。金利は固定で、お支払回数によってスライドします。
10回で5.11% 20回で9.9% 30回で14.83% 48回で24.06% 60回で30.45%となります。
クレジットカードの分割払いも可能です。ご使用になるカードによって支払回数 が異なりますので、直接カード会社にお問合せ頂いた方がよろしいかと思います。
医療ローン申し込みの際は運転免許書等の身分証明書などお持ち頂けますようお願い致します。
お支払いシミュレーションのみのご相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。