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二重整形の失敗画像から学ぶ!トラブル原因と適切な対処法

最終更新日2025.05.20(公開日:2025.05.20)
監修者:院長 田牧 聡志(たまき さとし)

目を押さえ悩む女性

二重整形は比較的手軽に受けられる美容整形として人気がありますが、施術によっては失敗するリスクも存在します。
本記事では、二重整形の失敗例の実際の画像を元に、なぜそのような結果になってしまったのか、そして失敗した場合の対処法について詳しく解説します。
施術を検討している方はもちろん、すでに施術を受けて結果に不安を感じている方にとっても参考になる情報をお届けします。
適切な知識を持つことで、不安を解消し、必要であれば適切な医師への相談につなげていきましょう。

二重整形の失敗とは?代表的なトラブルパターン

二重整形の「失敗」と一口に言っても、様々なパターンがあります。まずは代表的な失敗例について理解しておきましょう。

最も多い失敗パターンとして挙げられるのが、「左右非対称」です。二重のラインが左右で高さや形が異なってしまい、バランスの悪い印象を与えてしまうケースです。特に埋没法では、糸の結び目の位置や強さによって非対称になりやすいと言われています。

次に「ラインの消失」も一般的なトラブルです。特に埋没法では、時間の経過とともに二重のラインが薄くなったり、完全に消えてしまったりすることがあります。これは糸の緩みや、まぶたの脂肪や筋肉の状態によって起こりやすくなります。

さらに「幅の不自然さ」も失敗例として挙げられます。二重の幅が広すぎたり狭すぎたりすると、不自然な印象を与えることがあります。特に広すぎる二重は時に眠そうな印象を与えてしまいます(Debloufの錯視による)。

二重整形の失敗画像でわかる!施術別のリスク

実際の失敗例の画像を見ることで、各施術方法のリスクをより具体的に理解することができます。ここでは主な施術方法別に、典型的な失敗例について解説します。

埋没法の失敗例と特徴

埋没法は比較的手軽な二重整形法ですが、その分失敗も起こりやすいと言われています。

【左右非対称の失敗例】

埋没法では、左右の目で糸の結び目の位置や強さに差が出ると、二重のラインに非対称が生じます。朝起きた時と夕方で二重の形が変わったり、片方だけ二重になったりするのも埋没法特有の失敗パターンです。

【早期のライン消失例】

埋没法の糸が緩んだり、切れたりすることで、施術後数週間から数ヶ月で二重のラインが消失してしまうケースもあります。特にまぶたの脂肪が多い方や、瞼を擦ることが多い方に起こりやすい傾向があります。

【不自然な二重ラインの例】

埋没法で必要以上に多くの糸を使用すると、まぶたに糸の跡が透けて見えたり、目を閉じた時に線が浮き出たりする「糸の透け」が起こることがあります。

切開法の失敗例と特徴

切開法はより確実な二重形成が可能ですが、その分リスクも高くなります。

【傷跡が目立つ失敗例】

切開法では、まぶたに残る傷跡が硬く盛り上がったり、色素沈着を起こしたりして目立ってしまうケースがあります。特にケロイド体質の方や、術後のケアが不十分だった場合に起こりやすいです。

【予定外の二重ラインの例】

切開法で予定していたラインに二重ができないことあります。まぶたに残る傷跡が硬く盛り上ることラインがずれてしまったり、二重を作るための力源が上手く伝わらずに眉毛側にずれてしまったりするケースがあります。

【左右非対称の失敗例】

予定外の二重ラインと同じ場合もありますが、しっかりとデザインされずに手術を行うと左右差が出てしまうこともあります。

【閉瞼困難の例】

切開の際に瞼板(けんばん)という組織に過剰に負担(力源による)がかかってしまうと目を完全に閉じることができなくなる「兎眼(とがん)」と呼ばれる状態になることがあります。また閉じることはできても、睫毛が上がってしまい瞼の結膜が目立ってしまうこともあります。これは日常生活にも支障をきたす深刻な失敗例です。

【過剰な脂肪除去の失敗例】

切開法で必要以上に脂肪を除去してしまうと、まぶたがくぼんだ「アイドール現象」が起こることがあります。これにより、人形のような不自然な印象を与えてしまいます。

その他の二重整形方法の失敗例

近年では埋没法や切開法以外にも、様々な二重整形の方法が登場しています。

【グルー法の失敗例】

特殊な接着剤でまぶたを固定するグルー法は、アレルギー反応を起こしたり、まぶたの皮膚にダメージを与えたりするリスクがあります。

なぜ二重整形は失敗するの?主な原因を解説

二重整形が失敗する原因は複数あります。主な原因を理解することで、リスクを低減することができるでしょう。

まず「クリニック・医師の技術不足」が大きな要因です。二重整形は繊細な技術を要する施術であり、医師の経験や技術によって結果が大きく左右されます。特に安さだけで選んだクリニックでは、十分な技術を持った医師が施術を行っていないケースもあります。

次に「患者の特性への不適合」も原因の一つです。まぶたの厚さ、脂肪の量、筋肉の構造などは個人差が大きく、それに適した施術方法を選ばないと失敗につながりやすくなります。例えば、まぶたの脂肪が多い方に埋没法を行うと、糸が切れやすくなりラインが消失するリスクが高まります。

また「術後のケア不足」も重要な要因です。適切なアフターケアを行わないと、腫れが長引いたり、傷跡が目立ったりする原因になります。医師の指示に従った適切なケアが必要です。

最後に「患者の理想と現実のギャップ」も失敗と感じる要因になります。事前のカウンセリングで、自分のまぶたの状態で実現可能な範囲を理解し、過度な期待を持たないことが重要です。

二重整形の失敗を防ぐためには?事前チェックポイント

失敗リスクを最小限に抑えるためには、事前の準備が重要です。以下のポイントをチェックしましょう。

【信頼できるクリニック選び】

価格の安さだけでなく、実績や症例数、口コミなどを総合的に判断してクリニックを選びましょう。二重整形の症例写真をたくさん公開しているクリニックは、技術に自信があることの表れとも言えます。

【丁寧なカウンセリング】

良いクリニックでは、患者の希望をよく聞いた上で、実現可能な範囲や起こり得るリスクについて丁寧に説明してくれます。疑問点は全て解消してから施術に臨みましょう。

【自分に合った施術方法の選択】

まぶたの状態や希望する仕上がりに合わせて、最適な施術方法を選択することが重要です。例えば、まぶたの脂肪が多い方は埋没法より切開法の方が長持ちする傾向があります。

【術後のケア計画の確認】

施術後のケア方法や、腫れや内出血が起きた場合の対処法を事前に確認しておきましょう。アフターフォローが充実しているクリニックを選ぶことも大切です。

二重整形に失敗したと感じたらどうする?適切な対処法

もし二重整形の結果に不満を感じたり、トラブルが起きたりした場合は、適切な対処法を知っておくことが重要です。

腫れや内出血の対処法

施術直後の腫れや内出血は、ある程度は通常の経過の一部です。基本的には以下の対処を行いましょう。

  • 施術後24〜48時間は冷却を行う(氷嚢などを使用:過剰な冷却は要注意です。)
  • 医師の指示に従って内容の薬剤を服用する
  • 過度な運動や飲酒は避け、入浴は短時間で済ませる
  • まぶたをこすらない

通常、腫れは、埋没法ならば1週間程度、切開法ならば2-4週間程度、内出血は埋没法切開法ともに2週間程度、で落ち着きますが、それ以上長引く場合や、痛みを伴う場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。

左右差が気になる場合の対処法

左右差が気になる場合も、まずは施術後の腫れが完全に引くまで(通常1〜3ヶ月)様子を見ることが大切です。腫れの引き方には個人差があり、左右で差が出ることもあります。

腫れが引いた後も左右差が気になる場合は、施術を受けたクリニックに相談し、修正の可能性を検討しましょう。埋没法の場合は比較的簡単に修正が可能ですが、切開法の場合は完全に腫れが引くまで待つ必要があります。

修正手術を検討する時期と方法

修正手術を検討する場合は、タイミングが重要です。

埋没法の場合は、ラインの消失などが起きた時点で修正を検討できますが、切開法の場合は、最低でも施術後3〜6ヶ月は様子を見ることが推奨されています。それ以前に修正手術を行うと、傷跡が目立ちやすくなるリスクがあります。

修正手術の方法は、最初の施術方法や失敗の内容によって異なります。例えば、埋没法の失敗に対しては抜糸をした後に再度埋没法を行ったり、より確実な切開法に変更したりする方法があります。

重要なのは、修正手術を行う際も、信頼できる医師のもとで十分なカウンセリングを受けることです。場合によっては、最初に施術を受けたクリニックではなく、修正専門のクリニックを探すことも検討しましょう。

二重整形の失敗に関するよくある質問

ここでは、二重整形の失敗に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q.埋没法の失敗は時間が経てば自然に元に戻りますか?
A.埋没法は基本的に永久的ではない施術であり、糸が緩んだり切れたりすることで自然に元に戻ることがあります。ただし、完全に元の状態に戻るまでには個人差があり、数ヶ月から数年かかることもあります。
Q.切開法の傷跡はいつまで目立ちますか?
A.切開法の傷跡は個人差がありますが、術後1ヶ月が最も目立ち、通常6ヶ月程度で落ち着いてきます。その後も時間の経過とともに目立たなくなっていきますが、完全に消えることはありません。適切なケアを行うことで、傷跡を目立ちにくくすることができます。
Q.二重整形の失敗による後遺症は恒久的なものですか?
A.失敗の内容によります。埋没法の場合は基本的に元に戻る可能性がありますが、切開法で過剰に脂肪を除去した場合などは、恒久的な変化となることもあります。専門医による適切な修正手術で改善できるケースも多いです。
Q.二重整形の修正手術は保険適用されますか?
A.基本的に美容目的の手術は保険適用外です。ただし、機能的な問題(例:目が完全に閉じられない)がある場合は、保険適用される可能性もありますので、医師に相談してみてください。
Q.セカンドオピニオンを求めるべきタイミングはいつですか?
A.施術を受けたクリニックの説明に納得できない場合や、施術後のトラブルに対する対応に不満がある場合は、早めにセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。特に修正手術を検討している場合は、複数の医師の意見を聞くことで、より良い選択ができます。

まとめ:二重整形の失敗を恐れず、正しい知識と対処法を知ろう

二重整形は適切な知識と準備、そして信頼できる医師のもとで行えば、満足のいく結果を得られる可能性が高い施術です。しかし、どんな医療行為にもリスクは存在します。

失敗を防ぐための最も重要なポイントは、「信頼できるクリニックと医師を選ぶこと」「自分の目の状態に合った施術方法を選ぶこと」「術後のケアをしっかりと行うこと」です。

もし施術後に不満や不安を感じた場合は、まずは施術を受けたクリニックに相談しましょう。症状によっては時間の経過とともに改善することもあります。深刻なトラブルや、クリニックの対応に不満がある場合は、セカンドオピニオンを求めることも検討してください。

二重整形の失敗画像を見ることは、リスクを理解するためには有効ですが、必要以上に恐れる必要はありません。正しい知識と適切な対処法を持っていれば、多くの失敗は防げるものです。

美しい二重を手に入れるための第一歩は、正しい情報収集から始まります。本記事が皆様の安全で満足のいく二重整形の参考になれば幸いです。

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