症例2 切除術・左肩甲部
34歳女性の方、左上背部肩甲骨の刺青に対して単純切除を行いました。
来院の動機: 20歳頃に入れてしまった左上背部(肩甲骨)の刺青ですが、子供も生まれ、大きくなってきたため、刺青を意識する前に除去を希望にて来院されました。大きさは11cm×5cm
手術の解説: 左肩、肩甲骨上に梵字で黒一色の刺青であり、LASERでは難しい症例です。 切除は一度で十分に除去できる大きさであり、拘縮を予防することも考慮してなるべくwaveを作るように縫合を心掛けました。 術後4ヶ月の様子ですが、かなりきれいになってきました。
患者のコメント: 余りツッパリ感もなく、きれいに切除してもらえたと満足しています。
写真1.術前
手術解説: 左肩、肩甲骨上に梵字で黒一色の刺青であり、LASERでは難しい症例です。 切除は一度で十分に除去できる大きさであり、拘縮を予防することも考慮してなるべくwaveを作るように縫合を心掛けました。
術後6ヶ月の様子ですが、かなりきれいになってきました。
写真2.術後半年
術後半年ですから、赤みが残っています。この赤みは術後1年から1年半で肌色に近くなります。
リスク:肩周辺は腕を使うことで痛みが強く出ることがあります。特に利き腕側を行う場合は安静に注意を要します。 その他、切除することで、痛みや出血を伴います。
痛みの本質は、皮膚の引っ張りです。腫れてしまえば、内圧が強くなって皮膚が引き延ばされツッパることで痛みを強く感じます。皮膚を切除することは、皮膚を取る去ることで引っ張る力を生み出して、痛みを感じるようになります。