- ハムラ法
下まぶたのたるみが強い症例
年齢:60代
60代後半女性です。 近医の形成外科・皮膚科医院(形成外科専門医施設)より、当院をご紹介していただいた方です。下まぶたの弛みが気になってきて、すっきりできる方法はないかと受診となりました。
上を見たときに(上方視)、目袋は盛り上がりが強くなる症状を呈しておりました。下まぶたの弛みが強い方でした。肌自体の弛みも加わって、目の下の組織が突出した、いわゆる「目袋=baggy eyelids」の印象があります。
Before

After

- 症例
- 下まぶたのたるみが強い症例
- 治療内容
- 下まぶた直下の皮膚を切開し、皮下組織を剥離、下眼瞼(下まぶた)隔膜をしっかりと露出させ、膜自体を頬の方向に移動します。最後に余った皮膚をトリミングて縫合します
- リスク
- 腫れ・内出血・下眼瞼の外反
- 費用
- 495000円
下まぶたのたるみが強い症例の経過
術前
年齢的にも皮膚の余剰が多いために、袋状になった下眼瞼隔膜を頬の方向へと移動させた後に、しっかりと皮膚の切除を行いつつ、下まぶたの皮膚を張った感じに仕上げる必要があります。
皮膚の弛緩(余剰皮膚)もしっかりと取るべきであるため皮膚切開が最適と判断しました。術後1ヶ月
術後1カ月です。下まぶた直下の皮膚切開線が少し目立ちます。術後1カ月ですと、最も傷が収縮していて、赤く目立つことから気になる方もいらっしゃいますが、安心してください。必ず良くなっていきます。
術後2ヶ月
すっかりと腫れも引いてきていて、下まぶたにフラットな感じが出ています。傷である創部もきれいになりつつあります。
術後6ヶ月
術後6カ月ですが、傷跡も非常にきれいに治っております。形もすっきりとして非常に整ってます。
ドクターズコメント
目の下の膨らみ取り
目の下の膨らみで悩まれている方は多いのですが、加齢のためと諦めている方が多いようです。
2021年には医師が手本とするアトラスに「眼窩隔膜を有効に利用する下眼瞼形成術」を執筆しハムラ法について解説しております。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志