- 陥没乳頭
陥没乳頭の症例(保険診療)
年齢:20代
ティーズクリニックでは、年間約100件の陥没乳頭手術を行っております
軽症の場合はハンモック法、重症症例には、酒井法を行っております。当院は重症例が非常に多いためか、ほとんどの症例が酒井法です。
Before

After

- 症例
- 陥没乳頭手術(この症例は中等度の症例)
- 治療内容
- 乳頭(乳首)を二つに割って、縮まってしまった乳管を分割し皮膚から引き伸ばすことで、乳頭の陥没を修正します。
- リスク
- 術後変形、再発、乳頭下血腫、乳頭壊死等
- 料金
- 3割自己負担
陥没乳頭の症例(保険診療)の経過
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術前の診察
用手的(指でつまみ上げる)には持ち上がるけれどもすぐに戻ってしまういますので、重症度としては中等度の症例です。
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陥没の方向について
陥没の方向は、大抵は、30度程度の傾きがあります。そのように方向を確認したうえでデザインします。
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乳頭のデザイン
デザインです。Y字が二つくっ付いたような細い線でデザインをして行きます。
引き伸ばされて立ち上がった乳頭は戻りが無いように、根元を解ける糸で縫合して固定します。
術後には、しっかりと保護を行うようにしていますので、出来上がった乳頭はご自身でしっかりと守りましょう。 -
手術後3ヶ月
手術から3ヶ月後の状態です。安定しています。
乳頭を作成する手術でありながら、最大の問題点であるのが部分的な乳頭壊死です。極力起きないように努めていますが、血流障害や感染による部分壊死の可能性はあります。しかしながら、全部が無くなる症例は、今まで経験がありません。
手術件数は年間で約100症例です
ティーズクリニックでは、陥没乳頭を多く扱っております。陥没乳頭形成術は、妊娠適齢期の患者に限り保険適応となっております。
原則、保険診療ですが、妊娠と関連のない症例は自由診療となります。女性看護師が同席する診察となりますのでご安心ください。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志