• 豊胸術

大きさに左右差がある場合の豊胸手術(大胸筋下)

年齢:40代

乳房の大きさにコンプレックスを抱いていたたため、当院受診となりまいした。
左右差があり左は右に対して大きく(これは一般的に良くあることです。)、左右差の解消も希望の一つでした。
術前診察と比較的の大きなシリコンインプラント(プロテーゼ)を希望されたため、大胸筋下への挿入となりました。
右は255ml、左は235ml、Motivaのシリコンインプラント(プロテーゼ)でを手術を計画しました。

Before

豊胸 症例2 術前

After

豊胸 症例2 術後
症例
豊胸バッグによるバストアップ
治療内容
シリコンインプラント(プロテーゼ)を用いた乳房増大術・豊胸術です。
リスク
シリコンインプラント周囲に生じる被膜拘縮によりよれてしまったり、変形したり、硬くなったりする可能性があります。左右差を生じることもあります。
費用
660,000円(全身麻酔代別途必要です)

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大きさに左右差がある場合の豊胸手術(大胸筋下)の経過

  • 術前

    術前

    斜めの角度から見ると左右差が若干あることがわかります。
    右は左に対して、若干小さいです。シリコンインプラント(プロテーゼ)の大きさの決定は、使い古したストッキングにお米を入れた袋を作成して決めていくともありますが、希望によりサイズを決めることもあります。
    乳房の皮膚の厚さと250ml程度のシリコンインプラント(プロテーゼ)を希望されたため、乳腺下に挿入することとしました。

  • 術前デザイン

    術前デザイン

    シリコンインプラント(プロテーゼ)の大きさと若干余裕を持ったデザインを行います。
    また、今回は乳輪下縁の切開(乳輪下切開)でのアプローチ法を採用し予定しました。これにより術後はどこから挿入したのかは、わからなくなります。

  • 術後1週間

    術後1週間

    術後の固定期間である1週間を終了した状態です。この時点では若干腫れていて、少し大きな印象を受けます。
    豊胸術では一般に頭側(上の方)にシリコンインプラント(プロテーゼ)が移動してしまうリスクがあるため、頭側の固定を強化することが多いです。
    左右のアンバランスはほぼ解消されています。

  • 術後1ヶ月

    術後1ヶ月

    腫れが少なくなり、シリコンインプラント(プロテーゼ)の輪郭がはっきりしてきました。

  • 術後2ヶ月

    術後2ヶ月

    乳房の形状では、シリコンインプラント(プロテーゼ)などへの変化は少ないのですが、この時期は創部(乳輪下切開)の状況を確認していく時期です。

  • 術後3ヶ月

    術後3ヶ月

    完全に落ち着きました。シリコンインプラント(プロテーゼ)の挿入により外観上の左右差がないことがわかります。

  • 傷跡の経過

    傷跡の経過

    本症例は、乳輪下切開(乳輪下縁の切開)でのアプローチ法を用いました。
    シリコンインプラント(プロテーゼ)のアプローチでは、
    ①乳房下切開(乳房下縁に沿っての切開)、②乳輪下切開(乳房下縁に沿っての切開)、③腋窩切開(腋窩部を切開)
    の3種類が一般的です。
    ①乳房下切開や③腋窩切開では、創部が目立つことがあります。
    また、③腋窩切開は、リスクとしてシリコンインプラント(プロテーゼ)が頭側(上の方)にずれてしまう可能性がありますから、理想的なアプローチとしては、②乳輪下切開が理想的ともいえます。

  • 術前術後の写真(正面)

    術前術後の写真(正面)

    左右に大きさに関して若干差がある症例に対して、右は235ml、左は255mlのMotiva社製のシリコンインプラント(プロテーゼ)を挿入しましたが、左右差の解消がなされています。

  • 術前術後の写真(横)

    術前術後の写真(横)

    大きめのシリコンインプラント(プロテーゼ)を挿入したことを確認できます。

  • 術前術後の写真(斜め)

    術前術後の写真(斜め)

    貧乳は解消され、バストのラインがきれいに仕上がっています。

ドクターズコメント

バッグによる豊胸

シリコンインプラント(プロテーゼ)による豊胸は理想の大きさを実現できます。
ティーズクリニックで挿入するシリコンインプラント(プロテーゼ)(Motiva社製)は半永久的で入れ替えする必要はありません。
乳輪下切開では、アプローチ法として理想的であり、術後に気にする必要がありません。

日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長

田牧 聡志