- 耳介形成術
対耳輪の上・下脚が無いタイプの立ち耳(保険適用)
年齢:50代
50代女性の症例です。典型的な対耳輪の上・下脚が無いタイプの立ち耳です。今回も耳介形成術(保険診療)を行いました。
Before

After

- 症例
- 対耳輪の上・下脚が無いタイプの立ち耳
- 治療内容
- 耳介の裏から皮膚を切開して耳介軟骨を直接矯正する手術です。術後には耳の形に添ってガーゼを1-2週間の固定をします。
- リスク
- 痛み・出血。完全な左右対象にはできない可能性があります。
- 費用
- 保険診療
対耳輪の上・下脚が無いタイプの立ち耳(保険適用)の経過
術前
対耳輪の上脚と下脚が無く、前方から見ると外に広がってしまっています。
術後1ヶ月
術後には1週間、就寝時にドーナツ枕を使用してもらい、耳をつぶさないようにしてもらいます。
術後3ヶ月
腫れが引いています。
術後6ヶ月
術後3ヶ月から形が安定しています。
ドクターズコメント
耳のデザイン
デザインは指でつまみイメージを作ります。患者さんとのやり取りから良い形を決めていきます。しっかりと耳は寝る形状になるか、固定部位に無理は無いかを基準に決めていきます。
手術は耳の裏から入りますから、切開線は術後には隠れてしまい、ほぼ見ることができません。
固定する個所の軟骨膜状で剥離して、しっかりとした糸で固定をしてきます。当院では2カ所を固定します。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志