- きずあと修正
リストカット痕の傷跡修正・削皮術
30代男性の方、左前腕の自傷行為痕に対し、当院での修正術を希望されて来院となりました。
アブレーション(削皮術)の症例となります。
Before

After

- 症例
- リストカット痕の跡修正
- 治療内容
- アブレージョン(削皮・剥削)によりヤケドのような傷跡に修正
- リスク
- 痛みや出血を伴います。ケロイドのように強く瘢痕が生じる可能性がありますので、状況に応じて内服薬などを用います。予期せぬひきつれが生じる可能性もあります。
- 料金
- 451000円 料金は面積に応じて決まります。
リストカット痕の傷跡修正・削皮術の経過
傷跡修正の診察
自分で切ったと印象を与える25cm × 8cm 程度の「リストカット痕」を認めます。
傷跡修正のデザイン
火傷を想定した、傷跡を作成するようにデザインしました。
このデザインに対して、レーザーと採皮刀を用いて、皮膚の一部を削るように切り取っていきます。術後3ヶ月
術後3カ月程度では写真のようい、まだまだ赤く、生々しいやけどの印象となります。この後半年から1年にかけて徐々に赤みが無くなってきます。
術後12ヶ月経過
術後3ヶ月と比較すると、赤かった色が落ち着きやけど痕として完成しています。
ドクターズコメント
リストカット痕の傷跡修正
自傷行為の傷跡修正については
傷のない清浄な皮膚の部位を削ることになることもありますので、悩むことが多いのですが、今回は患者さんと相談して、このようなデザインとしました。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志