- 女性化乳房
- 脂肪吸引
症例4 偽性女性化乳房(脂肪吸引)(保険診療)
年齢:30代
30代の男性で、以前は少し太っていた時期もあったようですが、体幹全体的に脂肪の沈着を認めたため、偽性女性化乳房と診断しました。乳腺が触れましたが、何となくであり、はっきりした境界を認めません。
Before

After

- 症例
- 症例4 偽性女性化乳房(脂肪吸引)
- 治療内容
- 脂肪吸引。カニューレと言う吸引用の管を挿入して、乳房周囲から乳輪下周囲へと吸引を行っていきます。
- リスク
- 吸引の最大のリスクは、内出血です。内出血のリスクを極力減らすために、当院ではtumescent液を適切に管理しています。
- 費用
- 495000円+全身麻酔料
症例4 偽性女性化乳房(脂肪吸引)(保険診療)の経過
術前
乳輪周囲に直径10cmの盛り上がり(隆起)を認め、蝕知では乳腺と思われる境界が少しあるしこりを認めました。
術前2
乳輪を中心に脂肪が沈着していて、わきの下へ沈着へはあまり広がっていません。
術前のデザイン
等高線を描くようにして、現状を確認してデザインとします。この厚さを目安に手の感覚を用いて調整していきます。
術後2週間
術後2週間ですから、少し内出血の痕が残っていますが、大胸筋の形に添って胸の形状ができていると思われます。
術後2週間 斜位
当院では、術後に必ずベストの着用をお願いしております。これは皮膚の型崩れを起こさないようにするためです。ベストの跡が残っていますがきれいに形作るためです。
術後6ヶ月
出血班も消え、形態も非常にきれいになっています。
術後6ヶ月 斜位
吸引部の瘢痕(赤み)は術後1年程度かけて徐々に薄くなります。
ドクターズコメント
脂肪吸引の量
手術は「脂肪吸引術」を行いました。
吸引予定量を500ml程度として、十分に多めのtumescent液を前もって注入してからの吸引術としました。
吸引量は、全体で600ml、脂肪量では350mlとなりました。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志