- 女性化乳房
症例1 真性女性化乳房(保険診療)
年齢:20代
20代の男性で、思春期の頃からの発症であり、半年以上の経過と採血検査から真性の女性化乳房と診断し切除になりました。
Before

After

- 症例
- 症例1 真性女性化乳房
- 治療内容
- 乳房切除術。乳輪周囲を切開し乳腺を切除します。
- リスク
- 切除ですので傷ができますが、乳輪に沿ってデザインするのでほとんど目立ちません。場合により切開線維沿って切開線が白っぽくなることもあります。血種と言って、出血が固まった場合は、翌日に除去する必要もあります。その場合は、切開線が傷んでしまい、傷跡が目立ってしまうこともあります。大きさにより血種除去のためのドレーンと言う管を入れることもあります。
- 費用
- 3割自己負担
症例1 真性女性化乳房(保険診療)の経過
術前 右胸
乳輪周囲に直径5cm程度の盛り上がり(隆起)を認め、蝕知でもしこりがある印象でした。
術前 左胸
初診時より乳腺のカプセル(隔膜)がしっかりしていると思われました。
術後 右胸
乳腺の隆起は消失していることがわかります。
術後 左胸
蝕知しても、しこりなどは認めません。
手術解説
保険手術病名は「両側乳房切除術」となります。
下図のごとく乳輪下を切開して、皮下に達し、少し切ったところでしっかりした乳腺の隔膜に達しました。その隔膜を追っていくように全周囲的に切除し、乳腺を摘出しました。
ドクターズコメント
保険適応の女性化乳房
乳腺が肥大している場合のみ保険診療の適応となります。
保険適応となった場合は3割の自己負担となります。
女性化乳房の治療を自由診療のみであつかうクリニックもありますので、保険適応になるかどうかティーズクリニックにご相談ください。
日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志