偽性症例3 脂肪吸引(自由診療)
30代の男性で、以前は少し太っていた時期もあったようですが、体幹全体的に脂肪の沈着を認めたため、偽性女性化乳房と診断しました。乳腺が触れましたが、何となくでありはっきりした境界を認めません。
写真1.術前
乳輪周囲に直径15cm以上の盛り上がり(隆起)を認め、蝕知では乳腺と思われる境界のはっきりしないしこりを認めまました。乳輪を中心に脂肪が沈着していてい、わきの下へ沈着が広がっている状態です。
乳腺切除を希望されましたが、乳腺だけでは形態が悪くなってしまうことを説明して、全体的に脂肪吸引を行うこととしました。
手術解説:手術は「脂肪吸引術」を行いました。
吸引予定量を700ml程度として、十分に多めのtumescent液を前もって注入してからの吸引術としました。
吸引量は、全体で800ml、脂肪量では400mlとなりました。
写真2.吸引脂肪を載せておきます。少し加工しております。
そして、術後の経過です。
術後の経過は非常によく、内出血などは少量であったと思われます。術直後からしっかりとテーピングと弾性包帯および女性化乳房用の矯正ベストを着用して頂いておりました。
写真3.術後3カ月
大胸筋の形に添って胸の形状ができていると思われます。
写真4.術後6カ月
術後6カ月で、更に奇麗に平坦になって来ました。
この方は、胸がすっきりしたので、やりがいを感じ更に全身もスマートになっています。
非常に良い結果を得ております。
リスク:吸引の最大のリスクは、内出血です。内出血のリスクを極力減らすために、当院ではtumescent液を適切に管理しています。
女性化乳房の原因は、多くは思春期からの乳腺肥大継続か、特発性女性化乳房です。当院では、診断も行うようにしております。採血検査やMRI等の画像診断も積極的に行うようにしております。
料金:495,000円+全身麻酔料