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ほくろ除去・できもの治療
- 監修
- 日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長
田牧 聡志
ほくろ除去・できもの治療について
<保険診療><自由診療>
皮膚腫瘍(ほくろ・あざ)
ほくろ(黒子、mole)とは、皮膚の一部に色素細胞=メラノサイトが、周囲より高い密度で集まってできた母斑の一種で、ほとんどが良性のものです。
あざとは、大きな母斑や大きなほくろ、また、赤い色をした血管腫や血管奇形のことを表す俗称であり、保険診療の対象となります。
平らなほくろ
このタイプのほくろは単純黒子といい、メラノサイトが肌の浅い層に並んだ状態であり、大きさは小さな点状のものから直径1~2mmのもの、色も黒、薄い茶色など様々です。
このほくろは年齢とともに増えますので、気にされている方も多いのではないでしょうか。
盛り上がったほくろ
このタイプのほくろを色素性母斑といいます。
これは人が生まれつきもっている未分化の色素細胞である母斑細胞が増殖したものです。
母斑細胞もまたメラニン色素を生み出す特徴があります。
このほくろは黒だけでなく肌色や、深い層にある場合青く見えるものもあり、次第に大きくなります。時には毛が生えたり、表面がでこぼこしているものもあります。
ほくろが上に盛り上がるだけでなく深い方にも増殖します。
このタイプで小さなほくろは悪性になることはほとんど無いようですが、巨大なほくろだと悪性になる可能性が高くなります。
ちなみにほくろの治療(ほくろ除去)方法としては、小さいタイプのほくろだと単純黒子、色素性母斑ともにレーザー治療、大きいタイプになるとレーザー治療では根治しにくく、手術になります。
黒にきび(解放面皰)
これもにきびの初期段階ですが、毛穴が塞がったままの白にきびと違い、このときに角栓によって毛穴が開いて汚れている状態が黒にきびと呼ばれています。
また、毛穴の汚れだけでなく皮脂の酸化やメラニン色素の劣化も同様に黒にきびの原因となります。
黒にきびも、にきびの初期段階ですので比較的早く治ります。
メラノーム
手のひらや足裏に出来たほくろには注意が必要です。
悪性黒色腫といわれる、いわゆる皮膚がんの可能性が高く早期の診断をお勧めします。
血管腫・血管奇形
老人性血管腫やイチゴ上血管腫、単純性血管腫のことを表します。
小さいものであれば、外来手術で切除することが可能です。
皮下腫瘍
表皮嚢腫(粉瘤)
粉瘤とは、皮膚の中に皮膚組織が入り込んでしまった「立体的な入り江」を袋と表現して、嚢腫と言います。
粉瘤とは、皮膚の一部が皮膚の中に入り込んでしまい、皮膚の中で袋(嚢腫)を形成した腫瘍のことです。実はその中身とは垢なのです!
原因ははっきりしませんが、虫刺されにより掻きむしってしまった、髭剃りによる刺激、ニキビによるもの等、様々なことと関連していると言われています。
ポコッとした膨らみが背中や顔にあると、気になるものです。
当クリニックでは、形成外科専門医による外科的切除法で皮下腫瘍切除術(保険診療)を行っております。
皮下腫瘍切除術(保険診療)
メスを用いた切除術(resecsion)
切除した組織は専門の病理医に顕微鏡や詳細な免疫染色などで、その正体に迫ります。
粉瘤の切除は技術的にも非常に高度です。取り残してしまったりするとすぐに再発します。また、特に顔にできてしまった場合、詳細なデザインと技術が重要となります。 顔面にはユニットと言われる部位が多く存在して、ユニットの中かユニットの境目かなどで方法も考え方も様々です。
当クリニックは形成外科専門医であり、大学および大学関連の大きな病院において外科医として長い間教育を受けております。 外科医ですから朝から晩まで手術のことで話し合い、カンファレンスを行い、研鑽してきているので、どのような症例でも適正に判断して手術を行っております。
脂肪腫
脂肪の塊です。突然一つの脂肪細胞が増殖をして塊となったものです。
状況に応じて、軟部組織腫瘍切除となることもあります。
石灰化上皮腫
良くぶつかりやすいところに発生するようです。内容物は皮膚の一部ですが、石灰状に固くなっています。
粉瘤と良く似ている組織であり、手術方法も全く同じです。
ガングリオン
手の周囲にできることが多く、主に関節周囲に発生します。
ガングリオンの切除は技術的に高度です。手の中には非常に重要な神経や腱、血管などが所狭しとぎっしりと詰まっています。うかつに手を出すと後遺症が残る可能性もあります。
当クリニックの院長の出身医局である東北大学形成外科は、整形外科手の外科班から独立した経緯があります。ですので、院長ももちろん研鑽しております。
各施術法のご案内
レーザー治療(自由診療) | レーザー治療(自由診療) CO2-LASERでの切除術(resection)や剥削術(abrasion) この場合は、組織は残せないことから病理組織診断はできないために、ほくろが黒子だったか色素性母斑であったか、悪性腫瘍であったか判断は付きません。 |
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¥30,000- |
切除術(保険診療) | 皮膚腫瘍(ほくろ)切除術:メスを用いた切除術(resecsion)やくり抜き法(open merhod) 色素性母斑(ほくろ=黒子)について ほくろを持っていない人はいないと言われているように、ほとんどの人にはいくつかのほくろがあり、たくさんある人も珍しくありません。 そのような場合、不要なほくろを取り除いてしまうのもよいかと思われます。 一般的に病理組織診断を要し、組織を専門の病理医に顕微鏡や詳細な免疫染色などで、その正体に迫ります。 単純切除が一般的だと思われているようです。 しかし、保険診療であってもさまざまな方法を選択することが可能です(上記参照)。そして、部位により特殊な方法で手術に至る場合もあるのです。 特に顔面にはユニットと言われる部位が多く存在して、ユニットの中かユニットの境目かなどで方法も考え方も様々です。 当院の医師は全て形成外科専門医であり、大学および大学関連の大きな病院において外科医としての教育を受けております。 外科医ですから朝から晩まで手術のことで話し合い、カンファレンスを行い、研鑽してきているので、どのような症例でも適正に判断して手術を行っております。 |
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3割自己負担 |
よくある質問
料金表
ホクロ・イボ(φ3mm未満) | ¥20,000 |
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ホクロ・イボ(φ5mm未満) | ¥30,000 |
ホクロ・イボ(φ5mm以上φ10mm未満) | ¥40,000 |
ホクロ・イボ(φ10mm以上) | ¥50,000 |
シミ(φ7mm未満) | ¥20,000 |
シミ(φ7mm未満多数追加) | ¥3,000 |
シミ(φ7mm以上φ10mm未満) | ¥30,000 |
シミ(φ10mm以上φ20mm未満) | ¥50,000 |
シミ(φ20mm以上) | ¥70,000 |
その他(1照射) | ¥2,000- |
料金表(保険診療)
皮膚, 皮下腫瘍摘出術(露出部) | 長径 2cm 未満 | ¥4,980 |
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長径 2cm 以上 4cm 未満 | ¥11,010 | |
長径 4cm 以上 | ¥13,080 | |
皮膚, 皮下腫瘍摘出術(露出部以外) | 長径 3cm 未満 | ¥3,840 |
長径 3cm 以上 6cm 未満 | ¥9,690 | |
長径 6cm 以上 12cm 未満 | ¥12,480 | |
長径 12cm 以上 | ¥24,960 |
※病理検査料が別途かかります。
※3割の自己負担額を表示しております。