ニキビ・ニキビ痕治療:保険診療

ニキビ・ニキビ痕治療:保険診療
  • 保険診療

ニキビ・ニキビ痕治療:保険診療

肌のトラブルの中でも、年齢に関係なく皆様お悩みなのが『ニキビ』ではないでしょうか?

一般の皮膚科や美容外科などでは「よくあること」と軽視されてしまうことが多いようですが、「よくあるニキビ」だからこそ、簡単に片づけてはいけない問題です。恐ろしいのは、ニキビの後のクレーター状やアイスピック状のニキビ痕です。これらを作らせないように単なるニキビ治療では終わらない、ニキビ予防のためのスキンケア医療を含めた総合的な「ニキビ対策」が必要です。

クレーター上のニキビ痕を作ってしまわないようにしっかりとした対応が必要です

クレーター上のニキビ痕を作ってしまわないようにしっかりとした対応が必要です

当クリニックでは、ニキビでお悩みの方のために、ニキビの有効治療を積極的に組み合わせ、独自のニキビ治療メニューを生み出しました。これは、美肌医療の専門機関である『形成外科』だからこそ出来ることです。一般的な治療で結果が出なかった方も諦めずに当クリニックにご相談下さい。当院では「保険診療」でも、ニキビ治療を行なうことができます。

処方例

ビブラマイシン・ミノマイシン・ダラシンゲル・ディフェリンゲル・ベピオゲル・デュアック、そしてニキビ効くと言われている漢方等を「保険診療」では処方しております。

ニキビのメカニズム

普段は健康な皮膚でも、毛穴に皮脂や角栓がたまることによって皮膚が盛り上がり「面皰《と呼ばれる状態になってしまいます。毛穴が閉じている状態を白ニキビ(閉鎖面皰)、毛穴が開いている状態を黒ニキビ(解放面皰)と呼びます。また、この白ニキビ/黒ニキビがアクネ菌という皮膚の常在菌により炎症を起こしてしまうと赤ニキビや黄ニキビ(化膿性ニキビ)と呼ばれる悪化した症状になります。

ニキビの種類

ニキビ(acne)とは皮膚の炎症性の病気で、医学的には「尋常性ざ瘡(ざそう)」と言います。
私たちの身体にできるニキビには次の5種類が存在します。

  • 01

    白ニキビ
    (閉鎖面皰)

  • 02

    黒ニキビ
    (解放面皰)

  • 03

    赤ニキビ

  • 04

    黄ニキビ

  • 05

    大人ニキビ

01白ニキビ(閉鎖面皰)

白ニキビとは、「閉鎖面皰」といい、ニキビの初期段階の症状です。毛穴の中の皮脂と角質が混ざり合うことで、角栓と呼ばれるニキビの芯が生まれます。
この角栓によって毛穴が塞がってしまい、健康な状態であれば皮膚に分泌されるはずの皮脂が、毛穴の内部に閉じ込められてしまって白く膨れた症状を指します。

大きな白ニキビになると皮膚の中でかなり盛り上がってしまい、潰すことすら困難な場合もあります。初期症状ですので適切なスキンケアを行うことで比較的早く治癒しますが、アクネ菌が皮脂を栄養源として繁殖すると、炎症を起こして赤ニキビとなってしまいます。また、無理に潰すと余計に悪化したり、毛穴が広がったりなど皮膚に傷をつける原因になってしまいますので避けたほうが良いでしょう。

02黒ニキビ(解放面皰)

これもニキビの初期段階ですが、毛穴が塞がったままの白ニキビと違い、このときに角栓によって毛穴が開いて汚れている状態が黒ニキビと呼ばれています。また、毛穴の汚れだけでなく皮脂の酸化やメラニン色素の劣化も同様に黒ニキビの原因となります。黒ニキビも、ニキビの初期段階ですので比較的早く治ります。

03赤ニキビ

赤ニキビは、ニキビの中期から後期の段階です。白ニキビや黒ニキビが炎症を起こし、赤く腫れたような症状を起こします。初期段階の白ニキビや黒ニキビによって、毛穴がふさがって皮脂が溜まった状態が続くとその皮脂を栄養として、毛穴の中に住むアクネ菌が繁殖を起こします。

赤ニキビの原因であるアクネ菌が過剰に存在すると炎症が進行し、ひどい時には周囲の皮膚にまで炎症が及びます。炎症を起こした毛穴は刺激に弱く傷つきやすいため、化膿を起こして黄ニキビになってしまったり自然治癒後もニキビ痕にもなってしまったりします。症状が酷いときには悪化する前に治療を行うのがベストです。

04黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化した症状です。黄ニキビは化膿性ニキビとも呼ばれ、その吊の通り毛穴の中に膿が溜まって黄色く腫れあがり痛みが伴います。
これはアクネ菌やブドウ球菌などが増殖することで、ニキビの炎症がより悪化して毛包部が化膿を起こし、毛包を破壊します。

黄ニキビを無理矢理潰してしまうと、膿だけでなく真皮組織を壊してしまい、ニキビ痕(クレーター)になってしまう場合もあります。また、自然治癒した場合でも、色素沈着やニキビ痕(クレーター)が残ってしまいがちです。こうなると通常のスキンケアだけでは治すことが出来ませんので、早めの処置が必要でしょう。

05大人ニキビ

大人ニキビとは、ニキビの種類そのものではなく成人になってできるニキビを指していいます。いわゆる思春期のニキビの原因は、成長期における皮脂の分泌過多がほとんどですが、大人ニキビの原因の多くは男性ホルモンによると言われています(※文献1)。過労によるストレス、物理化学的(化粧や洗い過ぎ)な皮膚へのストレス等によって引き起こされると言われています。

現代では誰しも大人ニキビを生む環境に晒されているといっても過言ではないでしょう。また、大人ニキビもニキビ自体は思春期のニキビとメカニズムは変わりませんが、皮膚の代謝が活発な思春期に生じたニキビとは違って、ニキビ痕(クレーター)になりやすかったり、完治まで時間がかかったりなどの症状も特徴的です。

青春のシンボルと言われているニキビですが、男性は当てはまりますが、女性は違います。男性ホルモンの過剰な分泌が原因であるので、男性の場合は20歳を過ぎて男に成り切ってしまう頃には下火になってしまいます。しかし、女性の場合は男に成り切ることができなので、40歳頃まで続きます。また、その性質から慢性皮膚病変と言われ、悪化させないように上手く付き合っていくことが、非常に大切なのです。

日本形成外科学会専門医
医療法人社団 聡明会 理事長

田牧 聡志

ニキビ・ニキビ痕
治療の施術法

  • ニキビ総合コース
    (12回コース)

    タイタン・ジェントルレース・IPL(光治療器)・ロングパルスヤグレーザー等、当院のほぼ全ての機器を用いて行う、総合治療コースです。

  • ジェントルレース

    ジェントルレースは、755nmの波長を持つ、ロングパルスアレクサンドライトレーザーのことであり、別名「ニキビレーザー」とも言われる。ニキビに効果があります。

  • タイタン

    赤色に近い波長の近赤外線フラッシュランプを照射することでレーザー照射よりも深い真皮層の線維芽細胞を刺激して長期的にコラーゲンの増生を施し、皮膚のたるみを改善します。

  • 光治療器

    ニキビ専用光治療器(IPL):ニキビの繰り返しが長期に及ぶと、毛細血管の拡張などが起こり、肌の赤みやニキビ痕のシミが目立つようになります。

  • ロングパルスヤグレーザー

    ロングパルスヤグレーザーは、皮膚毛根内の殺菌と同時に真皮を加熱することで、ニキビの出来にくい肌へと導きます。ダウンタイムは殆どありません。

  • ケミカルピーリング

    当クリニック独自のニキビ治療に合わせたケミカルピーリングです。角質や角栓に対して除去効果の高いグリコール酸を用い、表皮部分をピーリングすることでニキビの症状を緩和します。

  • エレクトロポレーション

    医療用エレクトロポレーションで電気的衝撃を与えることで皮膚浸透効率を高め、より優れた治療効果を得ることができます。

  • 内服療法

    ニキビの治療はクリニックで施術して終わり、ではありません。ケースによってはニキビ治療用の内服薬をご使用いただき、日常的に治療を継続することも非常に重要です。

症例紹介

当院スタッフのニキビと赤み治療の症例です。
まず、1ヶ月間、アゼライン酸でニキビの治療しました。アゼライン酸でかなり症状の改善が見られましたが、さらなる改善を目指して、ジェネシスを1週間ごと合計6回照射しました。

術前
術後
術前と術後の比較
症例
アゼライン酸とジェネシス照射によるニキビと赤み治療
治療内容
アゼライン酸塗布
ジェネシス1週間毎6回照射
リスク
ほてり・乾燥。施術後は保湿してください。
料金
ジェネシス1回19,800円(頬+鼻)

ニキビと赤みの治療の経過

  • 術前

    術前

    ニキビと赤み、色素沈着、毛穴が目立ちます

  • アゼライン酸1ヶ月使用

    アゼライン酸1ヶ月使用

    アゼライン酸のクリームを朝晩1回ずつ塗布しました。
    赤みが落ち着いています。

  • ジェネシス照射1回目1週間後

    ジェネシス照射1回目1週間後

    頬と鼻にジェネシスを照射しました。

  • ジェネシス3回1週間後

    ジェネシス3回1週間後

    頬の赤みが落ち着きました。 ニキビは小さくなっています。

  • ジェネシス5回

    ジェネシス5回

    赤みが落ち着き、肌にツヤがでてきました。

  • ジェネシス6回

    ジェネシス6回

    ジェネシスを6回照射した1ヶ月後です。
    ニキビの発生が少なくなり、ニキビ跡が小さくなっています。
    生理周期等でニキビはできるけれども、以前と比較して数が圧倒的に減少したそうです。

  • ジェネシス照射前と後

    ジェネシス照射前と後

    ジェネシスの照射前と後の症例写真です。
    赤みが落ち着き、ニキビの跡が小さくなっています。

ニキビ治療

今回の治療はジェネシスの効果を最大限に出すために毎週ジェネシスの照射を行いました。
患者様のスケジュールに合わせて治療法の提案をしておりますのでお気軽にご相談ください。

施術の流れ

Step.01ご予約

電話もしくはウェブで
診察の予約をしてください。

平日 9:30~18:30 土 10:00~18:00
休診日:月・日・祝祭日

Web予約

イメージ

Step.02施術前診察

診察の際に、ニキビの状態を確認し状況を把握します。その上で、適切な施術法を検討し選びます。
必要な施術に対して同意書を作成して、施術後の生活上の注意などを確認していきます。
特に、熱の入る施術等が含まれる場合は、施術当日は「体温を高める行為」は避けるようにしましょう。

当院の田牧院長は、日本熱傷学会専門医です。火傷などのトラブルに関しては専門的な知識で対応することができますので、安心して施術を受けることができます。
必要に応じて、顔の洗顔・撮影を行い、施術となります。

Step.03施術

パウダールームにて洗顔を行います。洗顔後、照射専用ルームでの施術となります。ニキビコースの場合は施術時間は1時間~1時間半程度です。

Step.04施術後

光治療器やレーザーで、熱を入れた後は、日光は大敵です。UV-cutをしっかりと行いましょう。ダウンタイムは特にございません。
施術後にはパウダールームにてメイクをしてお帰りになることもできます。

Step.05照射間隔

ニキビコースでは、様々な機器を2週間間隔で使用して施術を行います。

よくある質問

Q.ディフェリンゲルを美容皮膚科で処方してもらっていますが、私には合わないようで赤くなります。
診察に行ったのですが、あまり話を聞いてもらえなくて。ニキビの方にも効いているのかまだ分かりませんし…。
そちらを受診したいのですが可能ですか。
A.ディフェリンゲルによるニキビ治療はとても有効な治療ですが、約80%の方に赤み、お肌の乾燥、皮むけ、皮膚刺激(ぴりぴり感、かゆみ)などの副作用(随伴症状)があります。ディフェリンは、角質の生成を抑制することで異常角化による毛穴の詰まりを防ぐことでニキビを抑制します。 一方、角質の生成を抑制するので角質層は薄くなり、様々な影響が生じてしまいます。角質(角質層)はお肌の一番外側の組織で、水分を保持し外部からの刺激から守るバリア機能の役割をしています。そのため皮膚が赤くなったり、ピリピリする刺激感、肌荒れのような乾燥状態が生じるのです。
このような症状は、薬剤効果が効いている証拠であり、いわゆる副作用ではないのです。お薬を処方してもらったところではあまり説明がなされていなかったのかもしれませんね。まずはお肌のチェックをさせてもらいたいのですが、通常ですと保湿をしっかり行えば赤みや乾燥もずいぶん防ぐことができます。用法用量や対処法などのご説明をいたしますので、ぜひお越しください。
Q.医療ローンについて教えてください。
A.ティーズクリニックでは医療ローンは、新生銀行グループのアプラス社との提携をさせて頂いております。最大支払い回数は月の最低お支払金額が3000円以上で、回数はご契約いただく金額によります。 クレジットカードの分割払いも可能です。ご使用になるカードによって支払回数が異なりますので、直接カード会社にお問合せ頂いた方がよろしいかと思います。医療ローン申し込みの際は運転免許書等の身分証明書などお持ち頂けますようお願い致します。お支払いシミュレーションのみのご相談も受け付けています。お気軽にご相談ください。